『可愛い可愛い(←強調)バニーガールを追いかけて、シロアリスは奈落の底へと堕ちてゆきました・・・(合掌)。
 何やら薄暗い中、意識を失ったシロアリスですが・・・』


「・・・う・・・・・・、う〜〜〜ん・・・・・・・・・」(←うなされてる)


『何やら悪い夢を見ているようです。そしてそんな様子を近くで見ている、謎の生物が一匹・・・』


「・・・今回も天才児は女装か・・・。俺も人のこと笑えねえ格好だけどよ・・・。」(イモムシ:阿散井恋次)

「う〜ん・・・?」

「おっ、ようやく起きるか?」

「・・・マ・・・」

「・・・・・・『ま』?」



「・・・マ・・・  マ  ッ  チ  ョ  !?(がばっ) ・・・って、何の夢見てんだよ、俺?」



俺 が 知 る か (汗)!(・・・ホントに何の夢見てたんだ・・・?)」



『 シロアリス 2 』
  − SHIROALICE'S ADVENTURES UNDER GROUND −



「何で俺、こんなところで寝てたんだ?(←覚えていない方が幸せなこともある) んで、阿散井、お前のそのサバイバル風味な格好は何なんだ?」

「サバ・・・この寝袋のことっすか? 俺今回イモムシ役なんですよ」

「イモムシの衣装が寝袋かよ・・・。しかもしょぼそうな・・・」

「なっ、しょぼ・・・!? 悪かったなぁ!(←自前だったらしい) これでも隊舎追い出された時には重宝するんスよ!」(←服務規程違反常習犯)

「・・・の、野宿か・・・!?(副隊長なのに)」

「(ニヤリ)しかも、見ろ!( ズ ビ ョ 〜 〜 )」(←裏返して見せた)

「しかも リ バ ー シ ブ ル ―――――!? ・・・って別に寝袋がリバーシブルでも全然お得でも何でもないだろ!? そんな『リバーシブルだから2倍よく眠れます』みたいなカオされても!!」

「なんつって☆ 隊舎追い出されるのはホントだけど朽木隊長に許してもらえるまでは吉良の部屋を占拠するのでしたー☆」(←そしてイヅルが寝袋で野宿)

「なんだ・・・ビックリさせんなよ(←イヅルの扱いはいいのか?)。ていうかお前そんなしょうもないネタのために自前の寝袋使ったのか?」

「・・・ええどうせしょうもないネタですよ・・・。俺もね、寝袋で開演スタンバイして一時間ぐらいで『あ・こりゃダメかも』とは思ったんすよ・・・。まあ実際日番谷隊長のツッコミのテンションの割に、全然面白くなんなかったしね・・・」

「い・・・いや大丈夫だ阿散井! ちゃんと面白かったって!! ていうか、その『俺のツッコミのせいで面白くなかった』みたいな言い方やめてくれ!!」(←自分のツッコミスキルに自信あったらしい)



『あの〜・・・。二人とも、どっかで聞いたようなやり取り(※コミックス3巻参照)してる場合じゃなくて、お話進めてくれないと、ナレーションの僕としても困っちゃうんだけど・・・』


「お・・・そうだった、悪ぃ悪ぃ」

「ついボケには懇切丁寧にツッコんでやるクセがついちまってな・・・。で、お前のイモムシとしての正規の台詞はなんなんだ、阿散井?」

「え? ・・・台詞?(汗)

「・・・・・・・・・忘れてたんだな」

「・・・・・・・・・(涙)」(←必死に思い出し中)


『・・・・・・・・・業務連絡です。朽木隊長、出番でーす・・・・・・』


「ほう、折角の台詞を忘れ、誉ある六番隊の名を汚したな? 恋次・・・」(前座その2:朽木白哉)(※再登場)

「うわあぁぁ、隊長ー!? 吉良テメエ! 余計な危険人物呼び出しやがって!(滝汗)」

「黙れ。いい機会だ、これから貴様にはみっちりと六番隊の心構えと副隊長の矜持を教え込んでやる。そうだな・・・私も鬼ではない。夕食でも摂りながらにするとしよう」

「夕食って、まさか、隊長・・・!!(汁)」(←いろんな汁が出た)

「丁度ネットで注文した『ゴンザレスさんもビックリ☆激辛南米ハバネロ漬け』が届いてな・・・。共に賞味しようではないか。行 く ぞ 」(ズルズルズルズルズル)

(ズルズルズル)「いっ・・・・・・嫌アアアァァァ・・・・・・! 舌を破壊されるうううぅぅぅ・・・・・・!!」(ズルズルズルズル)


『こうしてイモムシさんは去っていきました・・・。さ、シロアリスさん、次行きましょう、次』(←どこか満足気)


「・・・てめえも相当、阿散井に恨みがあったんだな、吉良・・・」(←でも傍観者)



  ●



『・・・えーと気をとりなおして。謎の穴に落ちたシロアリスが目覚めたのは、見たこともない不思議の国でした。探していたはずの白ウサギさんの姿も見えず、帰り道も分からず、お腹も空いてきてしまいました・・・』


「(ぐ〜〜)(←ハラの音)あ〜畜生、腹減った・・・。今朝、松本の奴が『厨房が改装工事中で朝ゴハンないんですよ〜』とか言って、朝メシ抜きだったんだよな・・・。ん? 何かいいニオイが・・・」


『目の前に落ちていたのは、『 食・べ・て・ね・★ 』というメモと共に、【五】のマークが入ったお弁当箱! シロアリスはついフラフラと手を』

「 ち ょ っ と 待 て 」

『な・・・何ですか? その疑いの目は。さあ、手を伸ばして食べちゃって下さい!』

「あからさまに怪しいじゃねえか! 今日メシ抜きだったのは俺にコレを食わせる為の仕込みだったんだな!? 吐け、何が仕込んである!!」

『やだなあ疑い深くて。ソレ、雛森君が早起きして作ったんですよ? メモの筆跡もちゃんと彼女のものでしょう? 食べないなら僕が代わ』

「 食 う 」(←即答)

『・・・そうですか(ニヤリ)。じゃ、どうぞガッと食べちゃって下さい』

「言われなくても。・・・ん! この筍の煮物の味付け、まさしく雛森の・・・! うん、かぶら蒸しもいい具合だし、山菜おこわも美味い・・・! 散々な演劇だけど、たまにはこんないい事があってもいいよな! ・・・ふう、食った食った」


  キ ュ ル ル ル ル ル ・・・ ・・・ ・・・


「・・・・・・っ!? か、身体が、縮んで、い・・・く・・・!?」


『さあ大変! シロアリスは誤って【 身体が縮んでいく弁当 】を食べ、身長が133cm→13.3cmと、十分の一の大きさに縮んでしまいました・・・!』

ソノマンマノ名前ジャネエカー! シカモヤッパリ、一服盛ッテヤガッタナー!(怒)」(←怒っても手のひらサイズなので全然迫力がない)

『もともと小さいのに更に小さくなってしまったシロアリス。さあ、小さいままではウサギさんを見つけるどころか、いつものツッコミにも迫力が出ません! どうする、小さい小さいシロアリス!

「ココゾトバカリニ、小サイ小サイッテ連呼スルンジャネェー! テメエ吉良、後デ覚エトケー!」(←でもやっぱり迫力はない)

(謎の声)『うふふ・・・隊・・・じゃない、シロアリスちゃん。あたしの助けが必要かしら?』

「コノ声ハ・・・松本!?」


  ♪ OH 〜 ☆   とっ ・・・ て 〜 も   YEAH 〜 ☆  ラ ・ ヴュ 〜 ♪


「何ダコノ微妙ニせくしーナBGMハ!!(赤面)」(←意外とウブらしい)

「 ラ ン 美 ち ゃ ん 、 参 上 ☆ 」(チェシャ猫の妹:松本乱菊)

「ヤッパリ、オ前ダッタカ、松本・・・。ソノ全身タイツト、猫耳ヘアバンドハ何ナンダ!?」

「ほら、身体のラインがピッチリ出た方がウケがいいっていうから。それにあたし、今回チェシャ猫(妹)だから、猫耳なんですよ。似・合・う・で・しょ?(観客席を見ながら)」

(観客)(※男性客)『 こ く こ く こ く こ く 』(←肯定)

「ぎゃらりーヲ味方ニスルンジャネエヨ」

「まあまあ。縮んじゃった隊長もカワイイけど、やっぱりちょっと不便でしょ? だからこうして助けに来てあげたんですよ」

「(じ〜ん)松本・・・オ前・・・巨乳ナダケノ部下ジャナクテ、本当良イ部下ダッタンダナ・・・」

「前半何か雑音が聞こえましたけど(怒)。まあいいわ、え〜と、薬、薬と・・・(ゴソゴソ)」(←胸の間に手を入れて)

(観客)(※男性客)(+全ての男性キャスト)『 ご く り ・・・ ・・・ ・・・ 』(←ツバ飲み込んだ)

「今ホントニ雑音ガ聞コエタ気ガ・・・(汗)」

「・・・あった! さ、この小瓶に入った薬をぐいっとどうぞ!」

「オ、オウ・・・。ソノ前ニサ、松本・・・」

「何ですか?」

「・・・アリガトナ、助カッタゼ」

「・・・・・・っ(ズキーン!)(←良心の痛む音)」

「・・・何ダ? 今ノ間ハ・・・・・・(汗)」

「何もないですって(焦)! さ、これを飲んだら大きくなりますよ!」

「・・・・・・ッ!( ぐ い っ )」


  ギ ュ ル ル ル ル ル ! !


「・・・わあ! 良かったですね、隊長! 大きくなって!」

「・・・あのな、松本」

「どうしたんですか?」

「俺は確かに大きくなりたかったが・・・ 2 m の身長になりたかったわけじゃねえ!」(←しかも童顔のまま

「え〜? 格好いいじゃないですか、バスケの選手みたいで」

「程度ってもんがあんだろ!(流石にこれじゃ雛森と不釣合い過ぎる・・・!)」

「仕方ないなぁ・・・。あたしの持ってる道具はもうないし(←胸に挟める容量に限界があるらしい)、それじゃ、困ったときの『お兄ちゃん頼み』でいきましょうか」

「へ? お前、兄弟なんていたのか?」

「お兄ちゃ〜ん! 手伝って〜!」

(謎の声)『 ゥ オ ッ ス !! 』

「・・・何か・・・おい・・・もの凄く・・・嫌な予感がするんだが・・・?(滝汗)」



『さあ、辺りに満ちたスモークから出てきた人影は・・・シロアリスの敵か味方か!? 以下次回!』




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